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奇門風水学院

代表挨拶

この度黒門アカデミーの代表となりました照竜こと深見哲と申します。
まさか自分が、黒門先生の名を冠するアカデミーの代表になるとは夢にも思わず、いまも雲上の心地といった心境であります。
私と本物の占術の出会いがまさに黒門アカデミーからであったことを思えば、これから学ばれる方たち、学びをさらに深め研鑽される方たちにとって、ふさわしいコンテンツとディテールを提供し続けるコミュニティ創りの責を担い身が震える思いです。
占術を学ぶ端くれとして、講義を受け、たくさんの方たちのお話を聞き、または相談を受けるなかで、私が感じたことのひとつに「正しいベーシックのあいまいさ」があります。
長いこと不動産業界に携わり、また若かりし頃武道を嗜んだ私の考え方が古いのかもしれませんが、「守破離」の「守」が蔑ろなまま、「破」を唱える人、「離」する人を、占術界で目の当たりにし困惑したことがあります。
「守」は伝統の型を長い時間をかけ習得するもの。武道に於いて型を意味する「守」の習得が未熟なまま高位に達した人を私はみたことがありません。「こいつには敵わない!」と思う人たちは例外なく流麗で力強い型の会得者でした。
不動産業は法務を扱いサービスを提供する業務がほとんどで、「守」たる「型」は法律に当たります。いきなり「型」のない「破」「離」を行おうものなら、ほぼ間違いなく手にお縄がかかることでしょう。宅建士という国家資格がありあますが、まさに「守」のマスターであることを表すものなんですね。
温故知新の言葉にあやかり、受け継がれてきた真の学理に根ざし、いまに通ずる工夫と確証をなすことで、人々が満ち足りえる「使える占術」の発信地が黒門アカデミーであると確信しております。
私が未熟であること、私を知る方ならば誰しもご存知の通り、ここからが新たな段を昇る大切なきっかけだと思っております。
当アカデミーで学ばれる皆様、お世話になる皆様のご恩顧を礎に学びの歩を進める所存でございます。
不束ではございますが何卒よろしくお願い申し上げます。
                         2024年6月1日
                                照竜

 
はじめに

 2001年より、不定期ながら一部の方を対象に中国占術教室を開催して参りました。これは、あくまでも私的な教室であり、興味がある方を対象に、私の研究の一部を公開することを目的としたものでした。

 

私は、従前より一門一派を創始するような考えは毛頭なく、生涯を一研究者として終えるつもりでした。したがって、黒門派とか黒門流とか名乗る気もありませんでした。

 

しかしながら、今日の国内の状況を考えると、しっかりとした鑑定技術と知識を身につけた鑑定士の養成が必要であるとの思いが年々強くなってまいりました。特に、スーパーテレビの出演後に頂いた鑑定依頼は数千件に達しおり、実力のある鑑定士の養成が急務であると強く感じるに到りました。

 

 香港で発行されている「風水天地」等の風水雑誌をご覧になればお解りになりますが、香港のプロの風水師は八宅派・玄空飛星派、玄空大卦派、八字派等を縦横に駆使して、鑑定を行います。香港では各派を総合的に判断するのが、プロの風水師としてあたりの前のことなのです。ところが、日本では八宅派しか知らなかったり(八宅派すら知らない人さえいます。)、羅盤の使い方さえ知らない人が風水師を名乗れるのが現状です。

 

 また、近年、私の教室の初級の受講経験もなく、私と会ったことも無い人物が、「黒門流では・・」と私のやり方とは異なる方法を、さも私のやり方のように喧伝しているようです。このことから、誤ったものが広がらない為にも、正式な修了書と認定証の発行の必要性を感じるようになりました。

 

 そこで、真の鑑定士の養成と技法の正しい伝達を目的として、「奇門風水学院」として新たに教室を開講することにしました。

 

乙酉年春月 黒門

 
 
当学院で学ぶ占術の特徴

 

1.「使える」占術
 当学院で学ぶ占術(風水・奇門遁甲)の特徴は、「理論に裏付けられた使える占術」だと言うことです。私は、これまでに多くの占術家と会って来ましたが、占術を研究する人には、以下のようなタイプの方が多く見られます。

 

原書研究タイプ

原書の研究に没頭し、原書に書いてあることが正しいと主張するタイプ

 

理論派タイプ

理屈やウンチクばかりを求め、実践出来ない机上の空論を築くタイプ

 

金科玉条タイプ

自分の流派や先生の言うことが、全て正しいと主張するタイプ

 

実践派タイプ

実践派と称して、理論の裏づけの無い行動を繰り返すタイプ

 

 

 ここで、以上のような方々の良し悪しについて論じる気はありません。各々のタイプの良さもあると思います。
 当学院の講義内容は、私が原書を研究し、師から学び、実践を繰り返し体系化した「使える」技法です。

 

2.特定の流派に偏らない
 国内における、この種の教室は特定の流派に偏った教室が多いように思います。当学院では特定の流派に拘りません。

 

3.アジア各地の技法を集めた総合技法
 当学院の技法は、中国(大陸・台湾等)だけでなく、日本家相・韓国風水やシンガポール等に伝承される中国系風水を加味しています。
 さらに、一般的には余り知られていませんが、インドにもヴァスツというインド式の風水技法があり、ミャンマーに伝承されるマハボテにも生まれ日を基準としたミャンマー式風水、そしてチベット占術のなかのパルカという占法にもチベット式風水と言うべき技法が伝わっています。

 

 当学院では、中国風水だけにとどまらず、以上のようなアジア各地に伝承される風水とそれに類似した技法までを網羅していきたいと考えています。
したがって、内容には本場中国でも学べない内容を含むことになります。